ふとカレンダーを見て、手が止まりました。
「7」が3つ並んでいる。
ただそれだけのことなのに、なぜか胸が少し、あたたかくなる。
7という数字には、どこか不思議な力があります。
完全ではないけれど、満ちている。
終わりではないけれど、一区切りがある。
だからこそ、この日には“なにかが変わる予感”があるのかもしれません。
今日は七夕。
昔から、人々が空に願いをかける日です。
それは、たとえ叶わなくても――
「今、自分が何を願っているのか」に気づく、大切な時間。
心の奥にそっとしまってきた願い。
声に出さずに、ただ静かに想っていた未来。
今日という日は、それらに光を当てるチャンスかもしれません。
願いは、必ず叶うとは限りません。
でも、願った瞬間から、世界の景色が少しだけ変わる。
それだけで、
歩き方が変わる。
顔が上がる。
言葉がやさしくなる。
そして気づけば、その小さな変化が、
ちゃんと未来につながっているのです。
この「7が3つ並ぶ日」に、
どうか、あなたの中の静かな祈りを、大切にしてあげてください。
それは、誰にも見えないけれど、
ちゃんと届いています。
ちゃんと、あなたを動かしはじめています。